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2016.01.03

『子ども記者クラブ』、『朝日みらい教育賞』[新聞活用賞]を受賞

★朝日新聞(2016年1月3日朝刊)に掲載されたコメントの抜粋

【新聞活用賞】■記者体験、地域に関心 京都文教大学・城陽市市民活動支援センター

京都府南部の城陽市や宇治市などの小学生に、ほぼ月1回、「子ども記者クラブ」と題する新聞記者体験の機会を提供している。子どもたちはメモ帳とカメラを手に、取材に回り、まとめた記事は地域紙「洛南タイムス」に掲載される。

宇治茶のいれ方や茶器づくりを取材したり、特産のイチジクの生産者に話を聞いたり。最初は取材相手に声をかけるのをためらっていた子もいつしか夢中になり、熱心に調べ始める。取材には洛南タイムス社の編集長や記者が同行。記事の書き方をアドバイスする。

発案した京都文教大の橋本祥夫准教授(48)は元小学校の教諭で、新聞を使った教育に携わってきた。「少子高齢化が進む街で育つ子どもに、自分が住む地域に関心をもってほしい」という。城陽市市民活動支援センターが地元の学校に活動をPRし、取材相手との交渉を引き受けることもある。

2015年11月には、京都文教大で様々な世代が交流する「ともいき(共生)フェスティバル」を取材した。参加した宇治田原町立宇治田原小5年生の谷口治貴(はるき)さん(11)は「自分の記事が新聞に載るのがうれしい。大人になったら記者になりたい」と話していた。

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